非業の天罰

作詞・作曲:しおん

サポート:tk_saxo

Mix:すてにゃん

 

汚れた手を見つめて

必死に足掻く心

「生まれ変わりたい」と叫んで

言葉が落ちていく

 

嫌われるのが嫌だからやめた

蝕む心の傷

しがみつく闇が僕を取り囲む

滲み出る不良の血液

 

いつのまにか僕は犯されていた

起死回生 それすら儚く

埋もれて塵になってやがて消えるがいいさ

錆びついた自我よ

 

覚えているのでしょう?

ひらひら散るその欠片は消えていく

いつもいつも同じこと

今も今も繰り返す

いつかいつか癒される

今は今は嫌だよ

吊るされた月を見たのは誰?

 

いつから僕は犯されてしまった?

救難信号なんてなくて

灰になって風にのって消えてしまうがいい

それが君の全て

 

踏み潰していくガラクタたちが

鬱陶しくて仕方ないんだ

大人たちは見て見ぬ振りして消えていく

苦しみだけが増える

 

犯されて犯されて疲れ果てて

世界から逃げることを決めて

扉は開けたまま飛び出たあの日は

一番輝いていた

 

放任主義のこの世界に

一人置いていかれたと思っていた

叫ぶなら叫びたいだけ叫べばいいさ

光を見上げろ

ガラクタが残した跡でさ

 

解説

まぁ、当時相当病んでいたんだろうなぁっと思いました(笑)

「なんで人は無意識に『差別』をするのだろうか」

という疑問を発端にこの歌詞を書き上げました。

自分はどちらかというと差別を受ける側の人間でした。

それで結局社会に対して嫌悪感を抱く。

「社会が下した天罰のようだ」

そう感じたのがタイトルのきっかけです。

「非業」という意味は仏語で「前世の業因によらないこと」です。

つまり、「前世で自分が何をやっていたか知る由もないが、それ関係なく自分は天罰を受けている」という意味合いを込めて作りました。

何も自分が悪くないって言えば全て終わる話でしょう。

でもそれは「罪」じゃなくて「天罰」なんです。

神に抗える人間など存在しません。宣教師でさえ神のお告げとは真逆のことを言う精神は持ち合わせていないでしょう。

社会不適合者的視点で歌詞を書いてるので「何言ってんだこいつ」って思ったからそれはごもっともです。

MVの完成はしばしまたれよ〜

https://soundcloud.com/shionmp3/clksnwgmweld